「量は質を凌駕する」と言われます。
考えるよりも体を動かせ!体で覚えろ!
いいからやれ!
みたいなことを中学や高校の部活で言われませんでしたか?
「量は質を凌駕する」という意見には大賛成です。
「世界一の練習をして世界一になろう」とよくお話されていたのは大学時代の部活の恩師、小松一憲さん。
もちろん当たり前の話。でも、、、
一方でこんな意見もあります。
木を切り倒すのに6時間もらえるなら、私は最初の4時間を斧を研ぐことに費やしたい。~エイブラハム・リンカーン~
量が質を凌駕するのであれば6時間休まずに斧で切り倒しそうなものです。
でもそうではなく、2時間の行動を最大限にするために斧を研ぐという意見もある。
これってどういうことなんですかね?
徹底的に行動する前にやり方を学ぶということ。
「守破離」という言葉をご存知ですか?
「守」とは、師に教えられたことを正しく守りつつ修行し、それをしっかりと 身につけ
ることをいう。
「破」とは、師に教えられしっかり身につけたことを自らの特性に合うように修行し、
自らの境地を見つけることをいう。
「離」とは、それらの段階を通過し、何物にもとらわれない境地をいう。
修行をする上で、心・技・気の進むべき各段階を示した教えといえる。
この順番って絶対なんです。
守って破いて離れる。この順番が変わることはないと言われています。
DeNAファウンダーの南場智子さんの講演では
常識を深く深く理解して(守)、その常識を疑って(破)、その常識よりもいい代替案を考える(離)
といっていましたが守破離の考えと同じことだと思います。
行動量が多いのに意外と結果が出ない人って最初の(守)を徹底的に守っていない人が多い。
話を戻します。
「量が質を凌駕する」というのはまず学んだ方法論を素直に徹底的にやった場合であって、自分なりに自己流で適当にたくさんやってしまっては効率も悪いし、量が質に反映されにくく、結果につながるまでの効率が悪いということ。
リンカーンの逸話の話とは少しずれてしまうかもしれませんが、効率的を求めて方法論をしっかり学んだ後は徹底的に行動するべきであってなりふり構わずなることが重要だということです。
結構最初に方法論を学んでも「もっと他にいい方法があるんじゃないかな?」と思って他の方法に浮気したり、ある人の教えじゃないことをしたり方法論を徹底的にやるまえに自分なりのアレンジを加えてしまったりするのはNGということです。
新しいことを始める時こそ
まずは先駆者に学ぶことが重要です。
人でも本でもセミナーでもなんでもいいと思います。最初は自分に合いそうなものを選ぶためにいろいろ探しまわるのもいいでしょう。
でもこれでいく!この人についていく!この方法論で結果を出すんだ!とおもったらそれを徹底的に素直になってやる。ついていく。がんばる。努力する。
浮気せずに三ヶ月続ける。
それでもだめなら他の方法論を試してみればいいだけの話です。
初心者ほど行動に自信がなくて足が止まりがち、行動が止まりがちだけどやってみなくてはわからないことだらけな世の中です。
努力が無駄になるのは嫌なことですが、自分の人生が前進しないのはもっと嫌なこと。
自分の決めた道を信じて徹底的にまずは進んでみましょう。
追伸:ちなみにこの文章はいろんなことに浮気しがちな自分自身に対して書いています。殴り書きご容赦を。
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